漢方としてのすっぽん

漢方としてのすっぽん

すっぽんを漢方の視点から見てみましょう。すっぽんは中国大陸に多く生息していることもあり、大昔から漢方薬として使われてきました。

 

中国の昔の書物に周礼というものがあるのですが、もともとすっぽん専門の役職が公務員の中にあり、取り扱えるのはその仕事の人だけだったと記されていますので、すっぽんがとても国が大事にしていた素材であったことがわかります。

 

種を絶やさないようにメスを食するのは禁じられており、数を管理していたというのも進んでいますね。とても優れた薬膳だったからこそ、大事に扱われていたわけです。

 

漢方に使われるのは、肉や血、内蔵だけでなく、頭や甲羅、卵、脂肪など余すところなく使われていたようです。特に甲羅の部分は乾燥させればかなり長持ちするので、応用される病気は滋養強壮や解熱、結核やマラリア、咳、更年期障害などなど多岐に渡ります。

 

煎じたり丸剤にしたり散剤にして用いていたようですね。

 

すっぽんと相性が良いと言われている漢方が高麗人蔘やクマザザ、ハトムギなどで、ブレンドして糖尿病やリウマチ、皮膚病、アレルギー性疾患にも用いられるようです。

 

その他にはやはり疲れ気味の人が元気を出すために生き血を飲んだり、煮込んだスープを食したりしていたようですね。血行が良くなるので冷え性が改善したり、代謝が良くなってむくみが解消するなど身体を楽にしてくれるはたらきが重宝します。

 

古くから多用されてきた歴史がありますが、現代の薬学部でもマウスにすっぽんのフリーズドライを与えて運動実験をしてみたところ、驚異的な運動量を記録したというデータもありますので、数々の効能は確かなものだと言えるでしょう。